放射線量について 自分で確かめるしかないと思いまして
放射線量測定器を購入しました
市場に出回っていて 私たちが購入できる10万円台以下の放射線量測定器にはGM計数管(いわゆるガイガーカウンター)とシンチレーション検出器の2種類があります。しかし、一般的には、それら全体をガイガーカウンターと呼んでしまっています。シンチレーション検出器を売るお店も、ガイガーカウンターと記述した方が、インターネットWeb検索でヒットしやすいため、ガイガーカウンターと書いているようです。

いろいろ調査している途中ですが、ガイガーカウンターはGM管というセンサーを通過する放射線の数「CPM (Count per Minutes)」を数えるセンサーを使っています。 人体に与える影響は放射線の回数ではなくて、どれだけのエネルギーを被曝したかです。それが線量当量(シーベルト)ですが、ガイガーカウンターでは、どれくらいの強さの放射線が通過したかは測れませんので、特定の核種が特定の距離からガンマ線を放射したと想定して線量当量を試算して表示するものが多いみたいです。 ヨウ素131やセシウム137が放射するベータ線もガンマ線としてカウントしますので、正確な線量当量よりも大きな値を示してしまうようです。

ガンマ線に対して線量当量を正確に測定できるのはエネルギー補償機能のあるシンチレーション検出器です。ただし、シンチレーション検出器はガイガーカウンターで検知できるベータ線を検知できません。したがって、正しい線量当量はガイガーカウンターの示す値とシンチレーション検出器の値の間となりますが、シンチレーション検出器の示す値の方に近いと推測しております。ベータ線が人体に対する影響は、ガンマ線より小さいからです。

どなたか、専門家の方がいらっしゃったら、私の認識が正しいかどうか、評価していただけると助かります。

先日、ガイガーカウンター「RADEX1706」を購入しましたが値がふらつく(室内の一定の場所で0.09〜0.13μSv/h)ため、シンチレーション検出器「DoseRae2」を購入し、さきほど到着しました。室内の同じ場所に並べると前者の値が0.05〜0.07μSv/hで安定しています。

線量当量の安定度の違いから、厚生労働省の「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」でもシンチレーション検出器を用いて、その食品が在る場合とない場合の差を求める測定方法が指示されています。ただし、「DoseRae2」のような携帯用のものではなく、数十万円以上の価格のものが必要だと思います。何故ならば制限値の食品でも、線量当量の差は0.01μSv/hがやっとだからです。0.001μSv/h単位で正確に測定できるエネルギー補償機能付きのシンチレーション検出器が必要です。

ちなみに堀場製作所の「PA1000-radi」は0.001μSv/h単位の表示ですが、エネルギー補償機能がないようです。

私も使っているお薦め機種はこれです。


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